きんつばとは?
歴史や材料
きんつばとは?
歴史や材料
こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
和菓子の中でも、子どもから大人まで人気のある「きんつば」。
漢字で書くと、「金鍔」と書きます。
きんつばといえば、定番は「粒あん」。
きんつばの作り方は、粒あんを小麦粉の薄い皮で包み、鉄板などの上で四角く焼いて仕上げます。
江戸時代では、刀の鍔をイメージした丸い形が主流でしたが、現在は、四角などさまざまな形に生まれ変わっています。
組み合わせも餡だけではなく、芋、抹茶などお店ごとにアレンジされたきんつばも存在します。
今回の内容は、「きんつば」の歴史や材料について、ご紹介しています。
きんつばとはどんなお菓子なのか?
歴史の背景や名前の由来、末広堂の金鍔の違いについてもご紹介しています。
金鍔とは、どんなお菓子なのか?
基本的な作り方
寒天で固めた粒あんを小麦粉の皮で包みます。
小麦粉の皮で包むといっても、生地は添えて薄く巻き上げた状態になります。
材料
材料は、非常にシンプルで、小麦粉、粒あん、寒天、水、砂糖などを使用することが一般的です。
味わい
味わいは、あんこが入っていあますが、甘さは控えめになっているので、上品な味わいとなっております。
ご家庭で作られた際に「少し物足りない」という方は、砂糖を加えたりしている方もいらっしゃいます。
一般的なレシピ
きんつば用の餡
皮(生地)作り
仕上げ
シンプルですが、手間ひまがかけられているので、お店の味は、職人さんのこだわりがつまっています。
鍔(つば)とは、日本刀の持ち手(柄)と刀身との間に差し込みこぶしを守るための平たい鉄板のこと。
また、刀の鍔は金色よりも銀色のものが多く、その丸い形と色から世間の人から「銀鍔(ぎんつば)」と呼ばれるようになったのです
名前が銀鍔から金鍔になった経緯をご紹介します。
銀鍔が京都から江戸に伝わった際のこと。
「銀より金のほうが縁起が良い」
こんな声から、「金鍔」へと変化していったといわれています。
「京都は銀貨幣文化」「江戸は金貨幣」。
主流が異なることで、「銀」から「金」に名前を変えたという由来があります。
生地の材料もうるち米の粉を使って皮にしていたものから、小麦粉を使った皮に変わりました
発祥時には、丸い形だったのが、なぜ丸くなったのか?
この答えは、神戸元町の紅花堂(現在の本高砂屋)の初代「杉田太吉が、きんつばを四角いかたちに改良し、全国に広まった」という歴史が知られています。
四角いのは、「量産に適している」「持ち運びの箱にきっちり収まる」というメリットがあり、一気にこの四角い形が主流となりました。
1度にたくさん焼くことができるようになった四角い形状は、神戸の港で働く人たちの人気のおやつとして、あっという間に広まりました。
和菓子は、上納品としても利用されてきました。
四角いほうが、持ち帰りの箱に敷き詰めることが容易である。
箱を開けた時に、「早く食べたい」と思わせてくれるデザインに仕上がっております。
また、庶民の間でも、当時は四角のお菓子が主流であったことも関係しています。
「丸いよりも四角いほうが評判があがりやすい」という民衆受けを意識して、増えていったという説もあります。
末広堂の商品にも、他社とは大きく異なる点がございます。
他のお店では、芋、クルミ、抹茶、栗など、それぞれ異なる改良を見せています。
末広堂のきんつばは、「砂糖を一切使わない」のがこだわり。
長年の探求の末、たどり着いた夢の味わいをご堪能ください。
さらに、お土産のお持ち帰りの際に、多くの方が気にされているのが、日持ち(賞味期限)。
末広堂の商品は、20日間と他社に比べても日持ちすることも喜ばれる理由のひとつとなっております。
他にも、必要な数に合わせて、1個、 6個入、 10個入、 15個入、 20個入と種類も豊富にご用意しております。
金鍔の他にも、歴史がある和菓子はいろいろあります。
うすかわまんじゅう、黄身しぐれ、金平糖など、その時代に合わせて、形や味も変化してきました。
地域によって、オリジナルで使用する素材なども楽しめます。
上品な甘さが特徴で、リピーターの方にも喜ばれる手土産として、人気があります。
ちょっとした自分用のご褒美や子どものおやつ、敬老の日、父の日、母の日などの家族でのお祝いにも幅広くご利用を頂いております。
インターネット通販サイトをご利用いただけましたら、日本全国配送も可能となっております。
ぜひ、歴史ある老舗の味をご自宅や周りの方とご一緒にお楽しみください。