きんつばといえば、たっぷりの餡に薄い衣がついていて、あっさりとした上品な味がするちょっと高級な感じの和菓子、というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
そんなきんつばを作ってみようと思ったのはいいけど、「白玉粉がない」という場合のレシピや作り方や、きんつばについてより詳しく知ってもらうために「きんつばの起源」も紹介していきますので、参考にしていただけたらと思います。
きんつばの起源
きんつばといえば、たくさんの餡が薄い皮に包まれていて、全面を焼いて仕上げたあっさりとした上品な和菓子というイメージがありますよね。
形はといえば、ほとんど見かけることが多いのは四角い形をしたきんつばですが、実は丸い形をしたきんつばもあります。
味も定番の餡以外にも、芋、抹茶、栗など色々な種類のきんつばがあります。
きんつばは、漢字で書くと「金鍔」ですが、その歴史は江戸時代にまでさかのぼります。
きんつばの起源になるものが、江戸時代に京都で作られていた「銀鍔(ぎんつば)」というお菓子だと言われていて、「銀鍔」は餡をうるち米の粉を皮にして包んで焼いていました。
この当時のきんつばの形は、日本刀の鍔(つば)のように丸く平らな形をしていました。
その後、この「銀鍔(ぎんつば)」が江戸に伝えられると、うるち米の粉の皮が小麦粉に代わり、「銀よりも金の方が景気がいい」という理由から名前が今も使われている「きんつば」に変わったそうです。
こういうちょっとしたきんつばの起源を知っておくと、友人やお客さんとの話のネタになるのでいいかもしれませんね。
白玉粉なしのきんつばのレシピ
きんつばを作るのに、白玉粉がない場合のレシピを紹介していきますね。
今回は、白玉粉がないということで、片栗粉を代用したいと思います。
きんつばの餡の部分の作り方
材料
・粉寒天(3g)
・粒あん(300g)
・水(100cc)
・砂糖(10g) ※甘さを控えめにするなら入れなくてもいい
・ラップを敷いた四角い型(12cm×12cm)
作り方
①鍋に水と粉寒天、砂糖を入れて火にかけ、ヘラなどで混ぜながら粉寒天と砂糖が 完全に溶けるまで加熱します。
②粒あんを入れて、よくかき混ぜて、再度沸騰したら火を止める。
③ラップを敷いた四角い型に流し入れて、表面を平らにしながら固める。 →冷蔵庫に入れると早く固まります。
④固まったら、型から取り出して4cm角の大きさになるように9等分にカットする。
きんつばの皮の部分の作り方
材料
・片栗粉(30g)
・水(60cc)
・薄力粉(45g)
作り方
①薄力粉をふるっておく。
②ボウルに片栗粉をいれ、水を加えながら溶き伸ばし、ふるった薄力粉を加えてよく混ぜる。
③4cm角に切った餡をお箸などで持ち、皮の生地に一面ずつ付けて焦げないように6面全てを焼き上げれば、きんつばの完成です。