こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
個人、会社のつきあいを問わず、「ちょっとしたお礼」で手土産を用意する機会が増えた時、どうしていますか?
結婚式やおめでたい場の引き出物を用意する際、縁起が良いものを選びたいと思ってもどんな商品を選べばいいのかわからない!
こんな不安を解消する方法をご紹介します。
今回の内容は、引き出物にも活用できる縁起物について、ご紹介します。
引き出物と縁起物の関係
引き出物とは、結婚式や祝賀パーティーなどの祝い事で招待客に配られる贈呈品の事。
近年は、本来の意味とは異なる形で、法事や冠婚葬祭の場で配られるもの全般を指しているエリアもあります。
よって、広義には、「慶事以外」も含まれます。
なぜ縁起物を選ぶのか?
冠婚葬祭などにお越しいただいた大切なゲストに、「よいことがありますように」という願いを込めるという意味があります。
引き出物の数との関係
結婚式では、別離を連想させることから、偶数(割り切れる数)を避けることもあります。
しかし、最近は、新郎新婦や親戚が気にしなければOKという話も多いようです。
地域によっては、5品と決めているエリアもあるようです。
ペアグッズ等を選んだ後に「あと1品足りない」という時に、縁起物を選ぶという方もいらっしゃいます。
地域のしきたり
地域によって、縁起物の考え方も異なります。
「冠婚葬祭と言えば、○○」といった風習が残る地域もありますし、品数も一律して、慣習的に決められている地域もあります。
新郎新婦それぞれの出身地の違いによって、大きく違いがあったという話も珍しくありません。
不安な場合は、ウェディングプランナーや父母にそのエリアの特徴を確認するようにしましょう。
人気の縁起物グッズと意味
「夫婦円満」という言葉にちなんだグッズが縁起物として選ばれることもあります。
代表的な商品は、「かつお節」ですね。
雄節(背)と雌節(腹)を合わせると夫婦一対となるという意味があります。
他には、「長寿」「繁栄」と年輪が似ているという見方から、洋菓子の中で「バウムクーヘン」を選ばれる方もいらっしゃいます。
お茶漬け最中
縁起物に最中?
和菓子の中でも最中は、外見でオリジナルの商品が数多く存在します。
長寿を願う方は、「亀」「梅」「兎」などを選んでいることもあります。
意味も大切
見た目にもインパクトがある商品を探している
こんな方には、末広堂のかわいいうさぎの最中も人気です。
うどん
うどんも長寿の縁起物として重宝されてきました。
うどんからイメージする言葉には、「太い」「長い」などがあります。
つまり、「長続きするように」という願いが込められています。
麺類には、「良好な人間関係」や「恋愛運アップ」という意味もあります。
形式にこだわりたい方には、ハート型もおすすめですし、色にこだわりたいなら、「紅白セット」を取り扱う店舗もございます。
ラーメン
身内や親戚にお酒の〆にラーメンを食べるのが好きな方がいらっしゃいませんか?
式が終わり、家族が離れ離れになった後、お酒の後に少しだけ思い出してくださいという子どもから親へのメッセージの意味を込めて選ぶ方もいらっしゃいます。
スープ
結婚式の引き出物で人気があるのが、スープです。
どんな意味があるの?
「腰が曲がるまで末永く幸せに」という意味を持つ具材(エビ)などが入った海鮮スープを選ばれる方もいらっしゃいます。
ドレッシング・スパイス
- 日持ちするか心配
- 荷物にならないコンパクトな容器に入った商品を探している
こんな方に選ばれているのが、おしゃれなパッケージで、毎日の料理でも簡単に利用可能なドレッシングやスパイス系調味料。
引き出物+引菓子の3品のひとつに選ぶ地方もあります。
絶対ダメということはありませんので、その地域の特性なども調べてみましょう。
引き出物の縁起物を選ぶポイント
縁起物を選ぼうとすると、なかなか決まらない。
こんな時の選び方のコツをご紹介します。
- 「意味」や「願い」から探す
- 「ゲストの好み」を確認する
- 「両家の年長者に確認する」
それぞれにメリットデメリットがあります。
意味や願いから探す
意味や願いから探せば、和菓子、洋菓子、調味料、麺類など選択肢は広がります。
しかし、ゲストの中には、「意味」より「中身」という意見もあります。
一旦、予算との関係からも両家に相談するほうが無難ではないでしょうか?
ゲストの好みで大混乱
両家の両親が全くタイプの違う人だったら?
例えば、新郎の父親は、全くお酒を飲めないノンアルコールタイプ。
新婦の父親は、毎日晩酌をするようなお酒好き。
こんな両家の意見をまとめるのは大変です。
こうした時には、両者の長寿を願うものとして選ぶのも無難な探し方かもしれません。
和菓子を活用しよう
両家の年長者に確認をすると、以下のような意見が出てくることもあります。
- 硬いものはいらない
- 若い人が好むような「味の濃い」食べ物はもう口にしなくなった
などの声も聞こえてきます。
世代を問わず、食べやすいのが、低カロリーで上品な味わいの品。
こうした商品を探していたら、和菓子にたどり着いたという新郎新婦様も増えています。
和菓子は、贈答品として利用されていた歴史があります。
両家の食の好みを問わず、温かいお茶とセットでお友達ともおやつとして楽しめるお菓子を選ぶのもおすすめです。
末広堂では、通販サイトもご用意しております。