石川県金沢市にある兼六園は、国の特別名勝に指定されている有名な日本庭園であると同時に、岡山市の後楽園、水戸市の偕楽園と共に優れた景勝を持つ日本三名園の1つとされています。
また兼六園は、四季折々に多彩な姿を見せてくれて、年間を通して定期的にライトアップイベントを開催しています。
例えば、4月上旬の桜の時期、7月下旬頃〜8月中旬頃の夏の時期、11月上旬頃〜下旬頃の紅葉の時期、1月下旬頃〜2月頃の冬の時期にライトアップされた幻想的な兼六園を楽しむことができます。
兼六園の周辺駐車場等のご案内もしております。
金沢兼六園周辺に無料駐車場はない?安いおすすめスポット10選
特に冬の時期は、北陸地方特有の重い雪から木の枝を守るため、枝に縄が施される「雪吊り」と雪とがコラボした景色を見ることができますよ。
この記事では、冬の兼六園のライトアップについて詳しく紹介していきます。
兼六園ガイドライン
住所:〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
料金:入園無料
アクセス:金沢駅から車で10分
観光バス:城下まちかなざわ周遊バス、西日本JRバス「兼六園下・金沢城」バス停から徒歩3分
周辺の観光スポットもチェックしておきましょう。
- 金沢歌劇座
- 金沢城
- 金沢21世紀美術館
- ひがし茶屋街
- にし茶屋街
- にし茶屋資料館
- 石川県立伝統産業工芸館
- 石川県立歴史博物館
- 安江金箔工芸館
- 石川蓄音器館
- 北陸電力会館本多の森ホール
- 金沢市文化ホール
- 金沢ふるさと異人館
- 妙立寺(忍者寺)
- 前田土佐守家資料館
- 近江市場
- 本多の森ホール
- 石川県立美術館
- 中村一夫美術館
- 加賀本多博物館
- 尾山神社
- 尾崎神社
- 長町武家屋敷跡
- 近江町いちば
- しいのき迎賓館
それぞれの会場でイベント等が開催されていることもあります。
駐車場情報もチェック
春夏秋冬いつの季節に観光で訪れる際にも車でお越しになる方に必ず必要な情報、それは「駐車場の問題」
電話番号:076-234-3800
開園時間:17:30~20:45(ライトアップ)
兼六園の冬の風物詩「雪吊り」
金沢で訪れたい場所の上位にランクインするひとつに、兼六園があります。
石川県を代表する特別名勝ということは既にお伝えしたとおりです。
この兼六園で、冬を迎える前に行われるのが金沢での冬の風物詩になっている「雪吊り」。
北陸地方特有の湿度のある雪の重みから枝を守るために、毎年行われます。
雪吊りには「しぼり」「みき吊り」「りんご吊り」の3つの方法があり、代表的な名木には一番複雑で丁寧かつ念入りに施す「りんご吊り」を用います。
りんご栽培が盛んだった金沢市で、大きくなった実を枝折れから守るためにされていたことがきっかけだと言われています。
兼六園では、重機などを一切使わずに、職人さんが500本を超える木々の雪吊りを1カ月以上かけ手作業で行います。
兼六園のライトアップについて
雪吊りとライトアップのコラボレーションは、幻想的でしかも無料開放されるため、毎年多くの人が訪れるイベントとなっています。
雪吊りのライトアップは、まるで和傘をさしているようで、放射線状のラインがとても綺麗です。
特に、雪がしんしんと降り積もると、雪をのせてライトアップされた姿は一層美しく、本当に贅沢な夜景を楽しむことができますよ。
通常、夜間は閉園される兼六園ですが、期間限定で行われる兼六園ライトアップ(冬の段)は、1月下旬から2月にかけて夜の17:30~20:45(※21:00閉園)に実施され、この間、兼六園は無料開放となります。
昼の兼六園もきれいですが、夜のライトアップでは一転して、暗い夜空を背景にライトアップされた雪吊りが浮かび上がることで、幻想的な世界を体験することができます。
ライトアップ期間中の数日間は、特別な音楽演出も行われるそうです。
冬にしか見られない幻想的な庭園
兼六園、金沢城公園、玉泉院丸庭園がライトアップされるイベント期間は、雪吊りだけでなく、徽軫灯籠、唐崎松、噴水などが幻想的な光で彩られるのが特徴です。
通年でライトアップイベントがありますので、デートスポットやお散歩コースにもおすすめです。