こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子屋「末広堂」です。
春夏秋冬の四季に合わせて、和菓子も色や形、素材が変化しています。
今回の記事では、冬の和菓子について、ご紹介しています。
冬の和菓子といえば?形やデザイン
冬といえば、雪や春の訪れなどをイメージされる方も多いのではないでしょうか?
子どもたちが市販で購入するお菓子やアイスの中にも、雪見大福など、デザインや色からイメージをさせる商品もありますよね。
薯蕷饅頭
読み方は、じょうよまんじゅう。
じょうよとは、大和芋、山芋、つくね芋などを表し、このじょうよ芋をまんじゅうの皮に用いた蒸し菓子のことをじょうよまんじゅうと呼びます。
冬の和菓子の楽しみ方
冬といえば、1年で一番イベントが多い季節ですね。
クリスマスにお正月と色鮮やかなデザインがいろいろ登場します。
年末の挨拶周りなどがあると、松竹梅や鶴、亀、うさぎなどおめでたい(縁起のいい)デザインから選ぶ人も多いのではないでしょうか?
人が集まる機会には、お茶とお菓子をセットにして、歴史や由来についての話題で昔話に花を咲かせてみては?
和菓子の歴史
昔は、お殿様への献上する品として使われていた商品。
別の言い方では、上用饅頭という名前で呼ばれています。
つまり、上生菓子として代表的な商品のこと。
菱葩餅【ひしはなびらもち】
ひしはなびらもちと読みます。
通称、花びら餅と呼ばれています。
平安時代の新年行事である「歯固めの儀式」を簡略化したもので600年にわたり宮中のおせち料理のひとつと考えられてきました。
歴史的背景
明治時代に、新年のお菓子として使われるようになり、全国でも作られるようになったとされています。
密接なつながりのある茶道で「初釜」と呼ばれるお茶会があります。
裏千家の初釜とは、長寿と健康を祈りながら、「花びら餅」をいただく風習があります。
お正月つまりは、1月を代表する上生菓子のひとつです。
きんとんの由来や特徴
金団といえば、栗きんとんをイメージする方は多いのではないでしょうか?
甘く煮た栗や豆などを同じ食材やさつまいもなどをにて裏ごしし、砂糖を加えて火にかけ練って作った餡に混ぜた料理です。
由来
金運や勝負運を願う料理としてお正月の料理の定番となっています。
栗は、「勝ち栗」と呼ばれ、勝負運をアップさせる縁起の良い食べ物として重宝されてきました。
美しい黄金色をイメージする見た目から、「金色の団子」とも表されて、「お金がたまるように」という願いがこめられた縁起物ともされています。
練り切りとは?食べ方の特徴
練り切りとは、白餡に砂糖、芋やみじん粉などのつなぎの食材を加えて、調整し練った練り切り餡を主原料とする生菓子。
食べ方でここが違う
一般的な食卓であれば、手で食べるという人もいませんか?
しかし、上生菓子や生菓子の中には、菓子楊枝を使用する食べ物もあります。
菓子楊枝とは、黒文字とも呼ばれています。
黒文字の樹木が香りが良いのが特徴です。
削りたての黒文字は高級品。
ほどよい水分と樹木の組み合わせにより、あんこや皮が付着しにくくなるメリットもあります。
練り切りを食べる際には、まず菓子楊枝を使って、一口大に切り分けます。
そのまま切り分けた練り切りに、菓子楊枝を刺して口に運びましょう。
うぐいす餅とは?
うぐいす餅とは、餡を求肥などで包み、マルク包んだものを楕円形にし、左右に引っ張り、うぐいすのカタチにしたのが特徴です。
うぐいすは、別名「春告げ取り」と呼ばれており、春の訪れを感じさせてくれるお菓子として知られています。
椿餅
椿餅とは、平安時代に軽食代わりとして食べられた餅菓子であり、現代の京菓子として知られています。
季節的には、桜餅とともに3月ごろのもので、古来、ツバキの照葉の緑色が愛されてきた商品。
昔の「源氏物語」の中にも、「つばいもちひ」と呼ばれながら、描かれています。
和菓子の選び方【春から秋の特徴】
春の和菓子
春を代表するのは、よもぎ餅、柏餅などもあります。
夏の和菓子
夏といえば、水羊羹をイメージする方が多いのではないでしょうか?
みずみずしさとさっぱりした味わいが特徴です。
夏祭りや近所のドラッグストア等で子どものおやつにわらび餅を選んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
秋の和菓子
秋といえば、栗、芋など食材が豊富な季節。
栗きんとんや芋羊羹、大学芋など受験シーズンに入る前の学生の空腹を満たすスイーツも数多く登場します。
冬のギフトには末広堂の和菓子もおすすめです
冬は、忘年会やお歳暮など会社同士の付き合いなども盛んになります。
ちょっとしたお礼や日頃の感謝を伝える贈り物に選ばれる方も多くなっています。
詰合せセットもインターネット通販サイトで販売中。
ギフトセットの中身
- きんつば
- 花の兼六園
- うさぎ白(最中カスタード)
- うさぎ茶(最中チョコレート)
保存方法は、常温で可能。
賞味期限は20日間となっております。