上生菓子とは?生菓子との違いや種類、歴史、ルーツ等を解説

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こんにちわ。

金沢で慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。

和菓子にはさまざまな種類があります。

秋の和菓子といえば?味覚だけじゃない見た目で楽しむお菓子

生菓子とか上生菓子という言葉が使われている時、「ん?」と意味について、考えたことはありませんか?

今回の記事では、上生菓子と生菓子の違いや歴史、ルーツについて、解説します。

上生菓子とは?生菓子との違い

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和菓子の種類は、主に水分量によって分類されています。

  • 水分量30%以上のものは、「生菓子」
  • 水分量10~30%のものは、「半生菓子」
  • 水分量10%以下のものは、「干菓子」

上生菓子とは、生菓子の中でも特に上等な生菓子のこと。

日本の長い歴史の中で培われてきた製菓技法を用いて、四季のうつろいや花鳥風月を表現したお菓子のことを「上生菓子」。

別の言い方をすると、「主菓子」ともいいます。

上生菓子の歴史

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上生菓子の起源は、奈良時代に生まれたとされています。

鎖国をむかえた江戸時代に技術が発展して、江戸や京都などを中心に一般庶民にも浸透しました。

発展に貢献した飲み物

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上生菓子の飛躍的な発展に貢献した作法があります。

それが、茶道です。

茶道は細やかな美的感性と季節を感じ取り、漂わせる感性が重要です。

茶道の場で、提供される和菓子の口当たりと見た目の美しさで「場」を演出する。

こうした立役者となったのです。

 

上生菓子の特別な名前「菓銘」とは

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上生菓子には、もなかやようかんといった名前の他に「菓銘」というものが付けられています。

菓銘とは、短歌や俳句、花鳥風月、地域の歴史や名所に由来sしていることが多い。

菓銘は、本来、和菓子店が独自に名づけるものですが、一般的にも使われるようになったものもあります。

菓銘のルーツを学ぶ

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夏場のお祓いの時期に食べられる「水無月」は、6月末に食べられる和菓子です。

氷に見立てた外郎生地は、夏を無事に越せるようにという願いを込められて作られているとされています。

煮小豆には、上半期の厄落としやこれから年末までの無病息災を祈るといった意味アイが込められているのです。

秋口に出回る柿を模した練り切りには、「初ちぎり」という菓銘がつけられることがあります。

これは、江戸時代中期に読まれた「渋かろか/知らねど柿の/初ちぎり」という加賀千代女の俳句がツールとなっています。

意味は、見た目ではわからないので、実際に食べてみればわかるだろう」という意味。

「初ちぎり」の言葉に重ねて、嫁ぐ前の心境を表現した句ともいわれています。

皇族への献上物を扱う老舗和菓子屋

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末広堂では、店舗限定販売で、天皇皇后両陛下献上菓子のお取り扱いをしております。

第二回北陸菓子共進会に東証銀碑受賞

商品名:憩菊の露

和菓子職人のこだわりは、お店ごとに異なります。

初夏秋冬それぞれの季節ごとの和菓子を知るだけでなく、天皇や皇族の方が名付けた銘菓もあります。

この場合は、「御銘」と呼ばれています。

ぜひあなたのお気に入りの商品をみつけてみてください。

憩菊の露商品案内ページ