和三盆とは?お砂糖の種類と違いを分かりやすく解説します

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こんにちわ。

慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。

和菓子は、小豆、砂糖、米や麦などの穀類、葛粉などのでんぷんなどを主原料としています。

和菓子は、どんな材料が使われているの?

独特な風味や季節ごとのイメージを再現できるのはなぜ?

和菓子に少しでも興味をもっていただけたら幸いです。

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今回の記事では、和三盆について、分かりやすく解説しています。

和三盆とは?

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和三盆とは、主に香川県、徳島県などの四国東部で伝統的に生産されている砂糖の一種です。

徳島では、220年ほど前から、丸山徳弥という修験者によって、広まったと言われています。

名前は、和三盆糖ともいいます。

読み方は、「わさんぼん」と読みます。

和三盆の原材料

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竹糖という品種のサトウキビが原料となっています。

和三盆の味わい

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くちどけの良さと優しい甘みが特徴です。

口に入れた瞬間に溶け出し、和三盆独特の甘みと香りが口の中に広がります。

和三盆の弱点

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和三盆は、砂糖の中でも湿気に弱いのが特徴です。

湿度が高い環境では、固まってしまい、品質が低下しやすいのが特徴です。

湿気を多く吸水してしまうことで、カビが繁殖してしまう可能性もあります。

保存方法は、必ず密閉し、高温にならない常温下で保存をすることが大切です。

和三盆の賞味期限

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和三盆は、賞味期限にも注意が必要です。

正しい保存方法に気を付けていない場合は、基本的には1年以内に使いきることをメーカーも推奨しています。

和三盆の賞味期限は、1ヶ月~10ヶ月と商品によって異なります。

 

和三盆を使ったお菓子

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シフォンケーキや和三盆ロール、栗のパウンドケーキなどがあります。

お取り寄せ商品としても人気のある洋菓子に使用されていますので、機会があれば、ちょっと贅沢な洋菓子を選んでみてはいかがでしょうか?

和菓子の中でお探しなら、干菓子がオススメです。

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日本のお菓子を楽しみましょう

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日本の和菓子の歴史を振り返ると、縄文時代にまでさかのぼります。

中国、オランダなど海外から伝えられた製法だけではありません。

日本の職人が手作業で仕上げたことで、各地で名産品や特産品に選ばれています。

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味も製法も色も形も異なるのが、面白さでもあります。

現在はさまざまな高級和菓子も自宅で簡単に取り寄せが可能になりましたので、あなた好みの上品な逸品を見つけてみてください。

今回の種類の他にも、黒糖、黒砂糖、上白糖、グラニュー糖などもあります。

手間になりますが、地域の特産品やお店のこだわりをご覧いただくことで、より深くその商品の魅力を感じていただけると思います。

他の店とは違う素材を使うのは理由があります。

多くの老舗和菓子店では、人の手によって生み出されています。

独特な風味や食感をどんな素材で生み出しているのか?

こんな細部までお楽しみいただけますと幸いです。