こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
冬の和菓子の定番と言えば、饅頭。
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今回の記事では、饅頭の中でも有名な薯蕷饅頭についてご紹介しています。
薯蕷饅頭とは?読み方や意味
薯蕷の意味
大和芋、山芋、つくね芋などを指します。
つくね芋とは、黒くてごつごつしたこぶしのような形をした山芋の一種です。
粘り気が強く、加熱するとふっくらする性質を持っています。
薯蕷饅頭の特徴
薯蕷芋を饅頭の皮に使用した蒸し菓子のこと。
薯蕷を米粉や小麦粉のつなぎとして使うのが特徴です。
口当たりは、ふわっとした優しい食感に仕上がります。
小麦のおまんじゅうより生地のきめが細かいことで、ふっくら膨らみます。
薯蕷饅頭の歴史
薯蕷饅頭は、お殿様に献上する和菓子として、上用饅頭という名前で呼ばれていました。
上生菓子としても有名な和菓子の一つです。
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薯蕷饅頭のカロリーや栄養素
薯蕷饅頭1個あたりのカロリー、糖質を下記に簡単にまとめました。
- エネルギー:117㎉~119㎉
- たんぱく質:2.5g
- 炭水化物:27.1g
- 糖質:25.2g
- 脂質:0.2g
- 食物繊維:1.3~1.6g
- 飽和脂肪酸:0.03g
- 塩分:0g
食物繊維が豊富で、脂質は低いです。
塩分制限などが気になる方にもおすすめです。
薯蕷饅頭は、生菓子ですから、賞味期限が短いのも特徴です。
薯蕷饅頭で有名なお店
老舗を厳選してご紹介しています。
- くり屋南陽軒(明治40年創業)
- 富澤商店(創業100年以上)
- 季乃杜(1978年創業)
- とらや(室町時代後期創業)
- 福寿堂秀信(昭和23年創業)
いずれの店舗でもオンラインで注文が可能です。
お取り寄せしながら、食べ比べるのも楽しいですよ。
ぜひあなたのお好きな一品を見つけてください。