こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
和菓子には、「米」を原材料に使用している商品がたくさんあります。
ごはんは、日本の普段の食卓でも主食として出されていますね。
お正月や内祝いの際には、赤飯やお餅などをおもてなしとして出すこともありますね。
お米にもいろいろな種類があります。
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ダイエット中の方には、栄養も大事ですね。
今回の記事では、うるち米とは?について解説します。
うるち米とは
うるち米とは、一般的に食べられるお米のこと。
「コシヒカリ」や「あきたこまち」などは、銘柄で、うるち米の品種になります。
うるち米と「もち米」の違い
うるち米ともち米は成分が異なります。
澱粉比率
うるち米:アミロペクチン8割でアミロースが2割。
もち米は、ほとんどがアミロペクチンで構成されています。
アミロペクチンが多いことで、もちもちした食感になります。
もち米のほうが粘り気があるのが特徴です。
アミロペクチンとは、デンプンの中でも、ところどころが枝分かれしながらつながっているタイプです。
アミロペクチンは炊くと粘りを出す働きがあります。
つまり、餅米は、アミロペクチン約100%で構成されています。
レシピなどでお探しの際には、ふっくらした炊きあがりにしたい方は、うるち米のほうがおすすめです。
アミロースの含有量を意識した「低アミロース米」などもあります。
うるち米と「白米」の違い
お米とは、イネ科の種子の総称です。
簡単に言えば、分類の仕方が異なります。
精米したのが白米。
精米していないのが玄米。
という違いになります。
うるち米を加工したのが上新粉
余談ですが、和菓子作りに使われている原材料の中には、上新粉も重要です。
上新粉は、うるち米を精白して洗ってから乾燥させたあとに細かい粉にしたものとなります。
粘りがなく、歯切れが良いため、コシや歯ごたえのはる食感に仕上がります。
うるち米は体に悪いの?
近年、白米は体に悪いというのがさまざまな研究結果が出ていますが、うるち米が悪いとは言われていません。
白米の場合は、糖質雅ダイレクトに吸収されるものであることがわかったため、血糖値の上昇を招きやすいという点が指摘されています。
つまり、食べ方に気を付けてくださいといっているのです。
暴飲暴食はもちろん控えた方が良いでしょうし、食べ方には、栄養バランスを意識することも大切です。