こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
お茶の席で恥ずかしい経験をしたくない!という不安を解消するためのコンテンツをご用意しました。
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今回の記事では、練り切りの食べ方について解説します。
お茶の席での和菓子の食べ方
お茶の席で出される和菓子はどうやって食べればいいのでしょうか?
こんな悩みを解消します。
楊枝の代わりの黒文字
お茶の席では、楊枝のようなものが添えられています。
この用事のようなものを「黒文字」といいます。
【黒文字の使い方】
お菓子を一口サイズにカットします。
洋菓子のケーキに添えられているフォークと同じように使うのがポイントです。
黒文字を使うべきお菓子と使わないお菓子の違いについてご紹介します。
生菓子の食べ方
生菓子の種類については別の記事で解説しています。
和菓子の種類や名前【上生菓子と生菓子との違いや歴史、ルーツ等を解説】
生菓子は基本的に黒文字を使って食べます。
一口大のサイズにカットしてそのまま口に運ぶようにしましょう。
断面を見せないように、手前からカットするのも大切です。
羊羹の食べ方
夏の和菓子として選ばれることが多い和菓子の一つに羊羹があります。
ようかんも一口サイズにカットして、黒文字を使って、刺して口に運びます。
干菓子の食べ方
干菓子の種類については、別の記事で解説しています。
干菓子の場合には、黒文字を使わず、手で食べます。
この点が注意点となります。
最中の食べ方
最中は、自分の手で割って食べて問題ありません。
質問をするのは恥ずかしいこと?
今回ご紹介した和菓子以外の種類が出された時にはどうすればいいの?
お茶の席でも和菓子の食べ方がわからない時には、周囲に質問をすることが大切です。
お茶の席では、学ぶことでも楽しみがあります。
黒文字は、懐袋に入れて持ち帰ることも初めて参加した時には知らない人も多いです。
つまり、一つひとつの些細な疑問があれば、質問しながらコミュニケーションをはかることをおすすめします。
意外と知らない和菓子の食べ方
和菓子として知られているお菓子でも、正しい食べ方は知らないという人は多いです。
柏餅の食べ方
柏餅は、葉を食べて良いのかわからないという人が多いです。
そもそも柏餅の葉は、移り香を楽しむために添えられています。
つまり、食べても食べなくても良いのです。
大福の食べ方
大福は粉が散らかってしまうことを心配する人が多いです。
どうすれば手を汚さずに食べられるのでしょうか?
正しい食べ方は、片方の手で懐袋ごと大福を持ちましょう。
もう片方の手でちぎって食べます。
串団子の食べ方
串団子の場合は、一本ずつ外してから、生菓子と同様に切り分けて食べるのがマナーとなります。
串のまま食べるというのは、子どもがおやつで口にする時の食べ方。
さまざまな和菓子がありますが、それぞれの食べ方わからない時には、購入の際にお店の方に聞いてみるのも会話のネタになります。
ちょっとした和菓子の雑学ですが、意外といろいろな場で会話のきっかけにも使えます。
ぜひいろいろなお菓子の食べ方を調べてみてください。