三色団子の意味【歴史や味の特徴】

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こんにちわ。

慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。

コンビニ、スーパー、薬局などでよく見かける和菓子の一つに三色団子があります。

こどもやお孫さんと一緒に食べるおやつとしても人気のメニューの一つですね。

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今回の記事では、三色団子の意味や歴史、味の特徴についてわかりやすく解説します。

三色団子とは?意味

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三色団子の色は、ピンク、白、緑。

なぜこの三色になっているのかをご紹介します。

三色団子の色の意味

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ピンク、白、緑のそれぞれの意味をご紹介します。

  • ピンク:赤の意味になります。赤と白で呼応は区の縁起物の色となります。「春の桜」を意味します。
  • 白:冬の「白酒」を意味します。
  • みどり:「草木の緑」を表すことから秋がない=飽きないという意味が込められています。

三色団子の魅力

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三色団子は、もともと神事から始まりました。

色彩的に縁起物とされているため、季節を問わず、子どもからお年寄りまで幅広い年代に対して、日常的に食べるおやつのメニューとしても選ばれています。

 

三色団子の歴史や由来

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三色団子の由来は、安土桃山時代にまで遡ります。

1598年、豊臣秀吉が京都の醍醐寺で「醍醐の花見」という茶会を催した際に、全国から銘菓を取り寄せて振舞ったとされています。

この時に団子が好物だった秀吉が「女性が喜ぶように」と、地味な白ではなく、さわやかでかわいい団子をと希望したことから三色団子が考案されたそうです。

よって、お花見をきっかけに、めでたい席や華やかな席で食べられる春の縁起物として扱われるようになったのです。

他にも縁起の良い和菓子については、いろいろな記事でご紹介しています。

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三色団子の由来

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三色団子の順番にも意味がありました。

桜が咲く順番を表していると言われています。

ピンクは、花のつぼみをイメージしている。

白は、満開の時の桜の色。

最後の緑は、地った後の葉桜の様子だと言われています。

三色団子の並びは早春の景色を表すという説もあります。

別の意味では、ピンクは春の太陽、シロは名残雪、緑が雪の下で芽吹く新芽という説もあります。

【お花見のお供に選ばれる和菓子】

2月になり、立春を過ぎたあたりから、そろそろお花見の計画を立てようとしている人も多くなります。

春の和菓子をお探しの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

お花見に差し入れを持っていこうと思ったら、いくつかポイントがあります。

  • みたらし団子などの串の処分も考えておく
  • お餅1個あたりのカロリーを確認しておく(ダイエット中の方のための予防策)
  • 食べる時間に配慮する
  • 他の料理との組み合わせや食べ合わせを考慮する
  • 参加する人の中に、お餅が苦手な方がいないのかを確認する
  • 飲み物は、抹茶やお茶などを1本ずつ渡すかを考えておく

このように、スイーツを用意する際には、全体のカロリー計算をしてあげると喜ばれます。

大人数でも少人数でも楽しい時間を過ごすために、ちょっとずつでも予備の情報をチェックしておきましょう。