こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
日本三大銘菓と呼ばれるのお菓子は全て「落雁」です。
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今回の記事では、落雁と打菓子の違いをわかりやすく解説します。
打菓子は干菓子の一種です
打菓子とは、干菓子の一種です。
穀物の粉と砂糖を合わせたものを型に入れて固めたのち、打ち出したものです。
落雁はその代表的なものです。
落雁はなんのために作られた?
落雁は、仏式の葬儀や法要、葬儀でも使用されているお菓子です。
落雁は砂糖を使ったお菓子ですので、長期間お供え等ができません。
あくまで、消耗品として、「不幸が続かないように」という願いを込めて、願掛けや魔除けの意味が込められているといわれています。
落雁はどんな時に食べるお菓子?
干菓子は、ある程度時間が食べたら食べる消耗品です。
「ある程度」というのは、お仏飯は、朝にお供えをして、正午までには下げるという教えがあります。
下げた後には、傷む前に家族、親戚、友人等でみんなでおったいなくないようにいただくというのが一般的です。
食べたら消えることから、「不幸も消える」と願掛けの意味が込められています。
落雁をお供えすることから、しばらく時間が経過してから食べるという習慣があります。
干菓子と和三盆の違い
和三盆とは、徳島県、香川県だけでとれるサトウキビから作られている砂糖の名称です。
黒砂糖をまろやかにしたような独特の風味があります。
見た目は淡い黄色で、キメが細かい結晶が印象的です。
和三盆とは、「盆の上で砂糖を三度研ぐ」という古来からの製糖工程に由来しているといわれています。
落雁は和三盆を使用している
落雁の原材料には、米や麦、豆などの穀物の粉と砂糖や水飴を混ぜて乾燥させていたマス。
和三盆を方に押して固めたものになります。
和三盆を固めたお菓子のことを和三盆と呼ぶこともあります。
和三盆を使ったお店【石川県】
石川県内にも和三盆を使用した飲食店が80軒以上あるといわれています。
どんな味かもわからない。
どんな料理にどんな形で使われているのかもわからない。
和三盆という名前を聞いただけで、その他の情報を知らないし、自分で作ったこともない方も多いと思います。
そんな人にも安心して利用できるお店がたくさんあります。
和三盆を原料として利用しているお店のジャンルは広いんです。
海鮮、日本料理をはじめ、居酒屋、パスタ、バー、カフェ、喫茶店など甘未処などたくさんあります。
和菓子店以外でも多くのお店で使用されています。
お盆や定番の和菓子屋さんでしか食べえられないと思われている方も多いのですが、らくがんも和三盆も金沢ではいろいろなお店で提供しています。
ぜひ、自分のお気に入りのジャンルで気になるお店をチェックしてみてください。