こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
和菓子について、歴史や種類、名前の由来など幅広い情報をご案内しております。
今回は、和菓子の塩分について、ご紹介します。
「減塩」という言葉が気になるけど、甘いものを食べたい方が知っておくと便利な情報をお届けします。
お菓子の塩分
まずは、お菓子に含まれている塩分量についてご紹介します。
- あんぱん1個(100gあたり):0.6g
- おせんべい1枚(10gあたり):0.2g
- みたらし団子1串(3個刺し):0.6g
洋菓子
- ベイクドチーズケーキ(140gあたり):0.5g
- チョコレートビスケット3枚:0.1g
- チョコレートポッキー10本:0.6g
- カップケーキ1個(70gあたり):0.7g
などとなっています。
みたらし団子1本のカロリーや脂質【太らないか太るか心配な方へ】
1日の塩分摂取量目安
高血圧の方が食事療法や栄養指導を受ける時に案内されている数値は、1日6g未満が推奨されています。
食塩の計算方法
食塩がどの程度含まれているのか?
この答えはを食品表示から計算する方法があります。
食塩(g)=ナトリウム(㎎)×2.54×1000
この計算になります。
和菓子に含まれる塩分量
和菓子の塩分量目安
水ようかん100gを例にまとめてご紹介します。
エネルギー:168kcal
たんぱく質:2.6g
脂質:0.2g
食物繊維総量:2.2g
ナトリウム:57㎎
鉄:0.8㎎
亜鉛:0.3㎎
ヨウ素:0
食塩相当量0.1g
塩分の少ない和菓子
塩分の少ない和菓子には以下のような種類も対象となります。
- どら焼き
- 白玉ぜんざい
- 胡麻だれ餅
- 生八つ橋
- 寒天
- あんみつ
- 黒ゴマアイス
こうしてみると、胡麻や寒天等を使った家庭でも作れるスイーツがたくさんありますよね。
どら焼きなら、近くのドラッグストアやコンビニ、スーパー等でも簡単に入手できます。
どら焼きの賞味期限と消費期限【日持ちはいつまで?保存方法注意点】
塩分量が多いおやつ
- チョコレートポッキー1箱 0.4g
- みたらし団子1本 0.6g
- ミスタードーナッツ オールドファッション 0.6g
- ポテトチップスコンソメ1袋(60g) 0.6g
塩分が多いと思われがちなポテチ。
しかし、こうしてみると、チョコレート食べてもポテトチップス食べても塩分量は変わらないんです。
どんな調味料を使っていると、塩分が多いのか?
この答えを知っておくのも役に立つと思います。
- 醤油
- ポン酢
- ソース
- ドレッシング
上記の内容は、上から順に多い順に並んでいるんです。
実は、ドレッシングの代わりにポン酢をサラダにかけるのは塩分を増やしているという結果になります。
一方で、ケチャップやマヨネーズは意外と少ないんです。
大さじ1杯で0.5g、0.3g程度です。
ちなみに0gは、御酢です。
減塩生活の人は何を食べるべき?
塩分摂りすぎは注意が必要!
お医者さんからこんな指導を受けた時には、まずは、食べるものを工夫しますよね。
豆類中心の食事
野菜を増やす。
魚等のカリウムが豊富な食品を積極的に摂取する。
特に、注目するべきは、カリウム。
【カリウムの効果】
塩分量を控えるのが難しい人には、余分な塩分を排出する働きがある食材を摂取することをおすすめします。
減塩を実行することと同じ効果が期待されています。
他にも、カルシウムやマグネシウムなども血圧を安定させる食べ物として注目されています。
他にもおつまみ系にも注目!
食塩不使用のミックスナッツやいかの姿あげ、ビーフジャーキー、いか天、ソース勝、焼シシャモ、ドライソーセージ、さきいかなども販売されています。
意外と知られていないのが、柿の種にも減塩シリーズがありますよ。
一旦は、「減塩」というキーワードで色々探してみると意外と食べられるものが見つかるかも!
脂質制限中でも食べられます
食事制限やダイエット中の人でも食べられるおやつもあります。
- おせんべい
- ノンフライスナック
- 高カカオチョコ
- ゼリー
- アーモンドフィッシュ
- あたりめ
- 素焼きナッツ
- ギリシャヨーグルト
など適量であれば、問題がない商品はいろいろあります。
アイスでも脂質量が少ない商品がありますので、探してみては?
和菓子は、特に種類が多いです。
- きんつば
- 水ようかん
- 団子
- もなか
- 蒸し饅頭
- 今川焼
などが代表的です。
置換メニューをお探しなら、プロテインバー、バナナ、ゆでたまご、サラダチキンなどもダイエット中の人に選ばれています。
健康と減塩の関係
カロリーが高いお菓子のほうがおいしいですよね。
国産でも糖質カットや糖質ゼロのものをいくら食べても満足できない!
料理に低カロリーの調味料を使ってもちょっと違う気がする。
こんな経験ありませんか?
とくに、お酒や醤油など味がしっかりしたものをお使いの方ほど、一度確認した時に、味気ないと感じてしまう人もいらっしゃいます。
しかし、こんな時には、自分の健康管理に何が必要なのかを思い出すことが大切です。
塩分と病気の関係
食塩は高血圧と強く関係しています。
食塩の摂取量が多いと血圧が上がります。
血圧が上がることで、脳卒中や心臓病のリスクを高めます。
こうして考えると、心臓にも血管にも悪い影響を与えることがわかります。
ちょっとした時に、取り過ぎたら?と思うことで、コントロールしていきましょう。
参考サイト