こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
冬といえば、お餅や小豆に関する食べ物が美味しい季節。
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今回の記事では、お正月の定番メニューであるおしるこのカロリーや糖質について、わかりやすく解説しています。
ぜんざいとおしるこの違い
おしることは、漢字で汁粉と書きます。
御汁粉の作り方
小豆などを砂糖で甘く煮た汁の中に、餅、白玉団子、栗の甘露煮などをいれた食べ物です。
小豆は、豆類であり、主成分がタンパク質なので、良質なたんぱく質を摂取したい、アミノ酸スコアが高い食べ物を探しているという方にもおすすめです。
【関東と関西の違い】
関東:こしあん、粒あんとわず、汁粉と呼びます。
関西:こしあんのみを汁粉といい、粒あんを用いたものはぜんざいといいます。
おしるこのカロリー
1人あたり214㎉といわれています。
詳細を見ると、あんこが50gあたり122㎉、白玉粉が25g当たり92㎉となっています。
【もちなしとの比較】
お餅は、50gで118kcalあります。
【小豆の有無の違い】
小豆は、30g相当で102kcalとなります。
つまり、小豆もお餅も入れたおしるこは、400kcal相当になる可能性があります。
【外食した時のぜんざいのカロリー】
- 大戸屋(十勝あずきの白玉ぜんざいは、280kcal。
- ココス(白玉クリームぜんざい)は、323kcal。
- 井村屋(カップ冷やしぜんざい白玉入り)は、298kcal
- とんでん(栗ぜんざい)は、390kcal
となっています。
おしるこの栄養素【糖質は高いの?】
御汁粉には、100gあたり17.8gも食物繊維が含まれています。
整腸効果が期待されている不溶性食物繊維が豊富なのが特徴です。
ポリフェノールなども含まれているため、抗酸化作用も期待されています。
おしるこの糖質は高い!
砂糖を使用して甘くすることからも、スイーツの中では比較的糖質は多いので注意が必要です。
100g中に含まれる糖質量をまとめました。
- こしあん:20.3g
- 餅:50.3g
おしるこ1人前は、白米100gより多い計算となります。
お米は糖質が多いことが知られているので、何個もお餅を入れたい方は、要注意ですね。
おしることぜんざいの違い
関西の呼び方が異なるのが原因です。
東京、千葉、埼玉、神奈川などの一都三県に住んでいる方が関西に結婚や転居、帰省などに行かれた際に違和感があるという声は多いですね。
御汁粉をカロリーオフで食べる方法
おしるこは好き!
ダイエット中だけど甘い物が食べたい!
こんな人向けにお役立ち情報をご案内します。
カロリーオフする食べ方
まずはヘルシーな材料を選ぶことから始めましょう。
簡単にいえば、「オフ」の食材を探すこと。
お餅や白玉団子などをそえる際には、熱量が控えめなどを探すだけでも変わってきます。
自分で手作りをする際には、砂糖の量を減らすなどのくふうをすることをおすすめします。
おしるこに合うおかずの選び方
主食にするのはちょっと違うかな?
単品では物足りない。
こんな時に一緒に食べるメニューをご紹介します。
塩味と相性が良い!
甘い物としょっぱいものは相性が良いですね。
つまり、塩昆布やお漬物、梅干しなどが合わせやすいです。
洋食が好きな人なら、マリネや玉子焼き、バニラアイスなどもおすすめですね。
飲み物はやっぱりお茶
飲み物としては、和の雰囲気を楽しむなら、日本茶がおすすめです。
洋食風に楽しむなら、コーヒーやほうじ茶とも相性が良いんです。
和菓子と洋菓子を提供するカフェでは、コーヒーと抹茶の御汁粉のセットもあります。
普段コーヒーしかほとんど飲まないという方には、渋めの味の豆を選ぶと相性が良いと思います。