きんつばって聞くと皆さんどんなイメージを持っていますか?
四角いあんこの塊に、薄い皮をまとった上品なまんじゅうというようなイメージを持っている人も多いかと思います。
まあ、食べたことがない人や知らない人にとっては、「きんつば」と聞いてもどんなものなのか想像することが難しいですよね。
きんつばとは?についても別の記事で解説しています。
カロリーや脂質についてもご紹介しています。
きんつばが筋トレやダイエットに適している?【カロリー等の栄養情報】
賞味期限についてもご紹介しています。
「三大きんつば」という言葉が定着するほど、日本では有名な和菓子です。
そこで、今回の記事では、きんつばのことを全く知らない人から、食べたことはあるけどよく分からないという人に、きんつばのルーツから名前の由来や歴史を紹介していきますので、参考にしていただけたらと思います。
きんつばの名前の由来と歴史
漢字で金鍔と書きます。
この金鍔のつばとは、刀の鍔(つば)のことを意味しています。
発祥の地
金鍔の発祥は、江戸時代中期にまで遡ります。
発祥の地は、京都で開発されたもの。
名前の由来【語源】
当時は、上新粉(米粉)で作った記事で餡を包んで同様に焼いたものでした。
餡をうるち米の粉を皮にして包んで焼いていました。
江戸時代当時の形は、日本刀の鍔(つば)のように丸く平らな形をしていたことから、四角ではなく丸い形だったんですよ。
また、刀のツバは金色よりも銀色のものが多く、その丸い形と色から世間の人から「銀鍔(ぎんつば)」と呼ばれるようになったのです。
ところが、この「銀鍔(ぎんつば)」が江戸に伝わると「銀よりも金のほうが景気が良い」との理由で、ぎんつばから金鍔という名前になり、生地の材料もうるち米の粉を使って皮にしていたものから、小麦粉を使った皮に変わりました。
縁起ものとしてもよく知られています。
高級なお菓子として、選ばれている商品でもあります。
風味や味わいの特徴
風味としては、口当たりがよく、後味がスッキリしているのが特徴です。
あんことを使っていることから、太りやすいというイメージが強いですが、実際には、肥満に関係する「動物性脂質」が全くふくまれていないのも選ばれる理由になっています。
味の種類でも、抹茶、芋、塩など地域ごとの特徴があります。
石川県では、能登塩が有名です。
四角いきんつばになった理由
現在では丸い形よりも、四角い方が主流になっています。
四角い形は「角金鍔」と呼ばれ、日本のいろいろなお店で作られ販売されています。
四角い金鍔の歴史
角の形が生まれたのは明治時代のこと。
当時、神戸元町の紅花堂(現在の本高砂屋)の初代であり、本高砂屋の創業者である杉田太吉さんが江戸の主要商品を改良して、四角い形が生まれたのです。
四角いのは、「量産に適している」「持ち運びの箱にきっちり収まる」というメリットがあり、一気にこの四角い形が主流となりました。
1度にたくさん焼くことができるようになった四角い形状は、神戸の港で働く人たちの人気のおやつとして、あっという間に広まりました。
このようにして、丸い形から四角い形に変わりました。
今では、四角い商品が主流となっていますが、丸い形を販売している店も残っています。
全国の旅行先やデパートに行った時に、丸い形を見かけたら、お土産や来客用の和菓子として買っておくことで、珍しいということで喜ばれるかもしれませんね。
和菓子について知ると楽しい
和菓子関連の情報を小さい頃に調べる機会が少なかったという方も少なくありません。
大人になってから、焼き菓子など頂き物をした際のお返しで困ったことはありませんか?
- 季節に合わせた商品選び
- ランキング上位にある人気商品?
- 固め?やわらかめ?
- 変わった味でも良いのかな?
検索した時、同じ商品名で複数商品が掲載されていると、「何が違うの?」と戸惑う方も多いと思います。
そんな時には、原材料や賞味期限等を確認すると日持ちしやすい商品が見つけやすいです。
末広堂の商品は、砂糖を一切つかわないのが最大の特徴です。
東京、大阪、愛知(名古屋)など都市部の中でも同じ製法の商品を探すのは難しい。
「お菓子を食べる」という行動そのものに対し、抵抗を感じる人もいます。
背景には、太りたくない、体型を維持しないと!など食べた前後の事を考えてしまう人は多いようです。
しかし、こうした人たちでも安心して食べることができる素材を厳選して使用しています。