こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
和菓子のメニューの名前を見ていると、季語や季節をイメージした名前がたくさんあります。
季語を調べていると、旧暦にたどり着く商品もあります。
長月、睦月、観月、如月など春夏秋冬にそれぞれの名称があります。
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今回の記事では、旧暦8月の呼び名である「葉月」の意味や由来をご紹介します。
葉月とは8月の旧暦の呼び名
8月の旧暦の呼び名は、葉月です。
読み方は、「はづき」と読みます。
今の暦では、おおよそ9月を表しています。
8月7日頃、立秋を迎えます。
暦の上では、秋の訪れを意味足ます。
葉月の意味
葉月には、落葉が始まる月という意味があります。
新緑が生い茂る時期とは反対に、雁(がん)がやってくる月という意味があるいわれています。
鴈とは、カモ目カモ科ガン亜科の水鳥の一種で、ハクチョウよりも小さい一群の総称です。
来月には月見の時期になります。
葉月の由来
葉月の由来は、諸説ありますが、どの説も根拠には乏しいとされています。
中でも、先ほどの葉が落ちるという表現で「葉落る月」が「葉月」に転じたというものです。
紅葉が始まる月、「初雁月」という別の呼び名もあります。
葉月の別名
葉月には、さまざまな別名があります。
- 燕去月(読み:つばめさりづき)
- 穂張り月(読み:ほはりづき)
- 仲秋(読み:ちゅうしゅう)
- 秋風月(読み:あきかぜづき)
つまりは、秋を意味する名前が多くなります。
陰暦の秋とも呼ばれているのが、葉月です。
この時期の十五夜のことを「中秋の名月」と言われています。
- 月の満ち欠け
- 渡り鳥の往来
- 自然とのかかわり方
等が変化する時期と言われています。
葉月におすすめの和菓子
葉月とはいえ、まだまだ夏本番の暑い時期です。
食欲が落ちて、水分が欲しいこの季節。
普段の生活の中でも喜ばれるのは、水分補給を兼ねたような和菓子です。
水羊羹
水羊羹は、羊羹よりも水分が含まれているのが特徴です。
寒天の食感が好き。
冷蔵庫に冷してから食べたい。
こんなご家族に贈るのも良いでしょう。
羊羹については、別の記事でもご案内しております。
羊羹の栄養成分やカロリー、美容効果【食べる時間や食べ方のコツ】
水まんじゅう
水まんじゅうとは、水仙饅頭や葛饅頭とも呼ばれています。
くず粉を使用しているのが特徴です。
夏の和菓子としても知られています。
最近は、フルーツとの盛り合わせに和菓子を使用するカフェなども増えています。
「黒蜜きなこ」は、アイスやお茶などにも取り入れられております。
夏には、黒ごま風味の和菓子も人気です。
葛は、健康食、介護職、離乳食などにも使用されています。
江戸時代から庶民に広がった和菓子。
今は、スーパーやドラッグストアなどでも購入できます。
ダイエット中の方にも和菓子はおすすめできる理由をご紹介しています。
ダイエット中の間食,おやつの時間の選び方【和菓子はいつ食べても太らない?】
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