小豆を使った和菓子には色々な種類のものが販売されていますが、その中でも羊羹は知名度や人気の高い和菓子ですよね。
ようかんは、一口サイズのものも販売されていて、疲れた時に「ちょっと甘いものが食べたい」というときに適した和菓子です。
羊羹の歴史やルーツについても別の記事でご紹介しています。
羊羹関連情報一覧。
今回の記事では、そんな羊羹にはどのような成分が含まれているのか、羊羹は甘くて高カロリーというイメージを持っている人も多いかと思うので、実際に羊羹のカロリーはどれくらいなのかを紹介していきます。
カロリーオフをしたい方向けのおすすめについてもご案内しています。
羊羹に含まれている主な成分
羊羹の主な材料は「小豆」であり、その小豆には以下のような成分が含まれています。
タンパク質
小豆は大豆などと一緒で、タンパク質が多く含まれています。
100g中約35gのタンパク質を含む大豆に比べると、小豆のタンパク質は約20gと少なめですが、大豆に負けない素晴らしいアミノ酸の組成を持つ良質なタンパク質を含んでいるのです。
食物繊維
小豆には食物繊維も多く含まれています。
食物繊維には水溶性と不溶性があり、小豆にはどちらも多く含まれています。
水溶性の食物繊維は、血中コレステロールを低下させ、動脈硬化の予防が期待できますし、 不溶性の食物繊維は、腸の運動を活発にさせる働きがあるので、便秘の予防や大腸がんの予防にも効果を期待できます。
ポリフェノール
ポリフェノールは、高い抗酸化作用を持つといわれている栄養素であり、小豆にも含まれています。
ポリフェノールは、生活習慣病予防の予防やアンチエイジングの効果が期待できるとされています。
【その他の成分】
羊羹にはこの他にも、ビタミン、鉄、亜鉛、マグネシウムなどの栄養素が含まれていますが、忘れてはならないのは糖質が高いということです。
一般的な練羊羹で一切れ(50g)あたり、約30gほどの糖質が含まれています。
羊羹は餡子を寒天で固めたシンプルなお菓子だけに糖質が非常に高くなりますので、何個も食べるのは控えた方がいいでしょう。
水羊羹とようかんの違い
簡単に言えば、寒天量が異なります。
練り羊羹の寒天の量を減らして、水分の量を増やしたのが、水羊羹です。
小麦粉とくず粉、水、小豆餡を混ぜて蒸したものが、「蒸し羊羹」です。
似ていても、異なるのが、「ういろう」ですね。
「ういろう」は、小麦粉ではなく、米粉と砂糖、水を混ぜて蒸したものになります。
羊羹のカロリーは高いの?
最も一般的な練りようかんは100gあたり296kcalで、数字だけ見るとけっこう高いとイメージする人も多いでしょう。
しかし、一般的に販売されている一切れずつ個包装された商品であれば、だいたい50gほどなので、そうなると150kcalほどなので、一切れであればそこまで高いというわけではないでしょう。
とはいえ、糖質が高いので一度に何個も食べてしまうと、摂取量も高くなってしまいますので、注意が必要です。
羊羹の栄養
50g~100gの量で、以下のようなデータも公開されています。
熱量:150㎉未満
たんぱく質:2g
脂質:0~1グラム
炭水化物:33~35g
食塩相当量:0g
水ようかん100g相当の場合、Wikipediaでは、以下のようなデータも公開されています。
ナトリウム:57㎎
タンパク質:2.6g
ビタミンb1:0㎎
ビタミンC:0㎎
ビタミンE:1.4㎎
ビタミンk:2㎍
マグネシウム:8㎎
カルシウム:10㎎
カロリー:170㎉
炭水化物:40g
和菓子にもいろいろな種類があります。
それぞれの成分なども比較しながら選ぶと楽しみが広がります。
おやつの食べ方のコツ
和菓子には、太りにくくする食べ方のポイントがいろいろあります。
- 材料の特徴
- 食べる時間
- 食べる時の飲み物
順にご紹介します。
材料の特徴
和菓子の材料には、あんこを使用するメニューが多いですよね。
小豆って女性の美容効果に良いことがいろいろあります。
和菓子は美容と健康に良い?通販購入前にあんこの効果を知っておこう!
食べる時間
- 午前10時頃になると小腹が空いてしまう。
- 午後3時に子どもと一緒におやつとして食べても大丈夫?
- 血糖値が高めなのが気になる
特に女性でダイエットや太りたくないと思っている人には、注目していただきたいのが、食べる時間の選び方です。
実は、「3時のおやつ」は、理にかなっているし、おすすめです。
その理由をご紹介しています。
食べる時の飲み物
和菓子とセットでお出しする飲み物といえば、お茶?
コーヒー派の人にも合いますよ。
一品を加えるだけで、簡単に摂取した後の消化吸収の効率が変化します。
お召し上がりの際には、1本ではなく、1切れサイズで用意したうえで、スポーツの後に、お茶と一緒にお召し上がりいただくことをおすすめします。
もちろん、どんな食べ物にも食べすぎは厳禁。
しかし、成分表記ばかりを気にするあまり、サイトで有名なお店の商品を眺めているだけで、我慢ばかりが続くと、人はストレスを感じやすくなります。
末広堂では、そんな女性のために、砂糖を一切使わない和菓子も販売しております。
羊羹はダイエット中でも大丈夫
一口サイズの羊羹は、1日1切れ程度であれば、カロリーが高くありません。
・食べ方、飲み物への配慮をすること
・栄養もある和菓子であること
以上を知っていただければ、ダイエット中の方にもおすすめできます。
羊羹が有名な老舗
室町時代後期に創業した老舗和菓子店「とらや」
江戸時代から続く「五勝手屋羊羹」
明治28年創業の福島県にある玉嶋屋
江戸の末期である嘉永5年創業の「松葉屋」
300年の歴史を持つ「追分羊かん」
江戸時代から160年続いている「美濃忠」
1963年創業の老舗和菓子店「和た与」
慶応4年創業「庵月堂」
江戸時代から続く「村岡總本舗」
栃木県にある三ツ山羊羹本舗
などが有名です。
地元の地下水や北海道産の小豆、天然寒天や塩といった原材料へのこだわり。
果物を使った郷土菓子、和栗や竹の皮などの組み合わせなど店舗により、それぞれ手作りにこだわって作り上げているのが特徴です。
参考資料