こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
生菓子や和菓子の種類について、さまざまな記事でご案内をしております。
和菓子の種類や名前【上生菓子と生菓子との違いや歴史、ルーツ等を解説】
半生菓子とは?生菓子との違いや日持ちするのか?【和菓子の雑学】
そもそも生菓子は、お菓子の分類としての名称です。
今回の記事では、洋菓子の分野における生菓子や種類の分類について、わかりやすくご紹介しています。
お菓子の分類基準
お菓子には、大きく分けて洋菓子と和菓子にわかれます。
他にも、保存期間によって、生菓子、半生菓子、干菓子という分類をすることもあります。
和菓子と洋菓子の違い
インターネット上で検索をすると、こんな書き込みを見たことはありませんか?
和菓子の書込みの中に、「カステラは洋菓子だろ!」
でも和菓子屋でカステラを見かけたことがある人にとっては、和菓子でしょ?と思われる方もいらっしゃいますよね。
そこで、何が違うのかをご紹介します。
日本で古くから作られているお菓子のことを和菓子と呼んでいます。
縄文時代までさかのぼると、果物や木の実を食べる習慣が見つかっています。
海外から伝わったお菓子
平安時代:中国から「唐菓子」が伝来。
戦国時代:ポルトガルから「南蛮菓子」が伝来
室町時代:饅頭の存在を確認
現代では、羊羹、まんじゅう、せんべいなどがスーパー、コンビニ、ドラッグストアなどでも見かけるようになりました。
和菓子と洋菓子の違い
和菓子と洋菓子では、何が違うのでしょうか?
材料が違います
和菓子の主な材料:砂糖、お米、餡、しょうゆ、味噌など。
洋菓子の主な材料:小麦、バター、生クリーム、チョコレートなど。
つまり、餡子やクリームが入ったお菓子は、分類の垣根がなくなってきたのです。
お菓子の分類【保存期間】
お菓子は、日持ちするものとしないものがあります。
わかりやすい分類方法
水分量によって、下記の3つに分類されています。
水分量:30%以上
代表的なお菓子:ワッフル、ショートケーキ、プリン、きんつば、団子、練り切り、求肥、大福、羊羹等
水分量:10~30%
代表的なお菓子:甘納豆、最中、須天、バターケーキ、タルト等
水分量:10%以下
代表的なお菓子:せんべい、落雁、金平糖、和三盆、クラッカー、ウエハース、キャンディ等
洋菓子の分類方法
注意点
結婚祝い、出産祝い、還暦のお祝い、敬老の日、父の日、母の日等に送る内祝い。
お歳暮やお中元などでお世話になった知人やビジネス相手に送る贈答品。
こうした時に注意しておくべきは、消費期限。
できるだけ早く食べてほしい商品なのかを見極める上で、どの種類の商品なのかをチェックしておきましょう。
洋生菓子
- スポンジケーキ(果物や生クリームを使用したお菓子)
- バターケーキ
- シュークリームやエクレア、サントノーレなどのシュー菓子
- パイ、デニッシュペストリー生地を使用したお菓子
- ミルフィーユ、アップルパイ、タルトなどの焼き菓子
- ワッフル生地を使ったお菓子
- パンケーキ、ババロア、ゼリー、ムース等
- ピザパイ、ミートパイなどを使った料理菓子
などが該当します。
洋半生菓子
- 生地にドライフルーツなどを練り込んだものやチョコレートケーキなどの生クリームやカスタードクリーム、生の果物を使用しないスポンジケーキ
- バタークリームだけをコーディングした水分量の少ないバターケーキ類
- パネトーネのように水分が少ないお菓子
- タルト生地を使用した一部の商品
- ダックワース、マカロン
洋干菓子
- キャンディ、ドロップ
- キャラメル
- チョコレート類
- ガム
- ビスケット(クッキー)
- チップス、フライ、パフ
等があります。