こんにちわ。
慶応3年創業の老舗和菓子店「末広堂」です。
和菓子の中でも、春夏秋冬の季節を問わず人気のお菓子といえば、餅菓子。
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今回の記事では、餅菓子の種類や材料についてわかりやすく解説します。
餅菓子とは?
餅とは、もち米を加工して作る食品です。
餅菓子の材料
餅菓子には、もち米、うるち米、くず、そば、あわらびなどからとった「でんぷん」を原料として、やわらかく作ったお菓子です。
大福、ぼた餅、あんこと合わせることが多いのが特徴です。
中には、外郎(ういろう)やすあまなどあんこを使用しないものもあります。
餅菓子の種類
餅菓子には、実に100種類以上あります。
餅の名前が含まれていない和菓子では、最中、あかまき、あくまき、おはぎ、はんごろし、きりせんしょ、けえらん、モッフル、ゆべし、ぜんざいなどがあります。
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大福とは?
大福とは、小豆でできた餡を餅で包んだ和菓子の一種です。
餅はきめ細かく作られているものを使用しています。
餡のかわりに、イチゴやフルーツ等を用いた商品も数多く登場しています。
柏餅
柏餅とは、平たく丸型にした上新粉の餅に餡を挟んで二つ折りにしたお持ちに、柏やサルトリイバラの葉っぱなどで包んだもの。
柏の歯には、「オイゲノール」という物質が含まれており、防腐、抗菌作用があり、鮮度を保つことが知られています。
子どもの日(節句)に食べるのはなぜ?
柏の葉が縁起ものとされています。
なぜ?
春の新芽が出る時期までに葉を落とさないことから、「子孫繁栄」という意味が込められているのです。
端午の節句で柏餅を食べるようになったのは、この由来があるからです。
子どもの日とは、子どもの健やかな成長を願う日。
柏の葉が、餅を包んでいる姿が拍手をしている手に似ているということから、武家社会の間で、子どもの武運を祈願したことが始まりといわれています。
つまり、江戸時代に武家の間で縁起物として食べられていたのです。
ちまき
ちまきとは、もち米やうるち米、米粉などを材料にしてつくった餅、もしくはもち米を三角形に作り、笹などの「ちまきの葉」で包み、いぐさなどで縛った食品のことです。
葉を蒸したり茹でて加熱し、その葉で巻いて食べるのが特徴です。
本格的な「ちまき」は、殺菌効果の高い「笹」を使ってもち米を巻くことで、邪気を払うという意味を持つ「五色の糸」で束ねて作られています。
子どもの無事成長を願って食べられている風習があります。
しかし、ちまきを食べる習慣は、関西ににしかないのも特徴です。
関東では、柏餅を食べる習慣があります。
嫁ぎ先や実家に訪れた際に、端午の節句などで出てくるお菓子が違うことで戸惑う方もいらっしゃいます。
お取り寄せできるお餅菓子
お餅菓子は、自宅用だけでなく、御中元やお歳暮、退職祝いなどの内祝いで選ばれる方もいらっしゃいます。
商品によっては、自然な甘さで仕上げられているため、甘みが強いものが苦手な方にも喜ばれます。
定番の人気餅菓子
定番の和菓子と言えば、ずんだ餅、葛餅、さくら餅、塩豆大福、けし餅、信玄餅、百年餅、フルーツ大福などが人気です。
明治創業の老舗から和菓子の専門店まで有名なお店の商品をインターネットでも注文することが可能です。
国産の厳選した素材を使用し、職人が手掛ける一品は、コンビニやスーパーなどで販売されている商品とはひと味違う味わいや風味をお楽しみいただけます。
専門店の中には、江戸時代から400年以上継承されている銘菓もあります。
福岡をはじめとする九州エリア
京都、奈良、大阪をはじめとする関西エリア
山梨、石川、愛知など東海、北陸エリア
東京、神奈川、千葉などの関東エリア
それぞれのエリアで歴史ある味が引き継がれています。
子どもの頃からおやつとして食べていたものを子から孫にも味わってほしいというご要望も多くなっています。
選び方の注意点
餅菓子は日持ちしない商品もあります。
冷凍で賞味期限が180日以上あるものもございます。
しかし、冷凍商品の場合、解凍後は、48時間以内にお召し上がりください等の記載がある商品もあります。
商品によっては、賞味期限が15日間から3週間のものもあります。
商品内容だけではなく、保存方法や賞味期限、消費期限等もご確認ください。